データ解析

  • 歩行者流動解析

    歩行者交通流についてミクロシミュレーションを行い、駅構内のエスカレーターの容量検討を行ないました。

    歩行者密度の違いに着目し、適切なエスカレーターの数や運用方法を検討しました。

    ミクロシミュレーションにより、駅施設だけでなく歩道の必要幅員やイベント時や避難経路の検討などにも活用可能です。

  • 自動車走行データを用いた交通事故分析

    ETC2.0や民間プローブデータなどのビッグデータを活用して、交通事故対策や整備効果分析を行います。

    ビッグデータを分析し、生活道路における速度超過箇所や急減速多発箇所等の潜在的な危険箇所(ヒヤリハット)を特定し、これに交通事故データを重ね合わせることで、未然に交通事故を防ぐ予防的な対策が立案できます。また、ビッグデータを用いて生活道路への通過交通の流入状況や通過経路、走行速度等を見える化することで、具体の対策メニューの立案や整備に向けた関係者との合意形成にも有効に活用されます。

  • 自動車交通量の広域ネットワーク配分

    都市計画道路やバイパス道路の検討業務等において、自動車交通量の広域ネットワーク配分を行い、新設道路の費用便益分析を行いました。分析結果をもとに道路整備の必要性や整備優先順位を検討し、整備計画案を提案しました。

    近年、豪雨や地震などの災害が多発しており、こういった状況下での道路計画等にも役立てることが可能となります。

  • 自動車ミクロシミュレーション

    都市部における再開発計画等に関する交通計画の検討に際し、自動車交通のミクロシミュレーションにより交差点の渋滞状況などの分析を行いました。数値計算だけでは把握できない車列の状況を視覚的に把握し、交差点の車線運用や信号処理方式を提案しました。

    横断歩行者が多い交差点では、自動車との交錯状況を再現し、安全な交通処理方式を提案しました。

  • 3D測量(東京メトロ 大手町駅)

    地下鉄トンネル内を3D測量に基づく3Dモデリング。

     

  • CG、VR等を活用した施設設計・計画設計(沖縄モノレール)

    構造物の設計は、それが設置される場所との調和を図ることや、その構造物が周辺の景観向上に役立つよう配慮されたものでなければなりません。

    モノレールの駅舎設計等の分野において、CGやVR等を用いて設計シミュレーションを行い、関係者間の情報共有を図りながら設計を行っています。今後もこれらの設計ツールを活用して様々な土木・建築構造物の設計を行っていきます。

  • BIM/CIM技術の活用

    BIM/CIMを計画、調査、設計段階から導入することにより、品質確保や設計ミス防止につながります。また、施工、維持管理の各段階においても関係者間の情報共有を容易にし、効率的な管理を行うことが可能となります。現在、軌道設計や駅舎設計においてBIM/CIM用いた設計を行っています。今後も様々な業務領域においてBIM/CIMの導入を推進していきます。

  • バス走行実証実験(那覇バスターミナル)

    再開発ビル内に整備される那覇バスターミナルの建設計画に伴い、バス走行実証実験を行いました。ふ頭を借りて1/1スケールで平面図を描き、実際のバスを走行させて計画案の妥当性を検証しました。

    バス会社ごとに車両形状が異なるため、実際の車両を走行させることにより机上計算だけでは把握できない問題箇所を洗い出しました。車路の幅員や柱といった走行時やバス停寄り付き時の支障となる部分について、計画平面図を再検討し形状の改善を図りました。