大学卒業後、道路舗装工事を中心とした建設会社の施工管理業務に携わっていました。橋梁工事の際、発注者、施工者、建設コンサルタントの三者協議で意見交換を行う中で、「自分も上流工程からプロジェクトに関わりたい」という思いが芽生えました。以前から鉄道事業に興味があったことから、数ある建設コンサルタントの中でもモノレールや鉄道などの公共交通分野に強みを持ち、幅広い建設コンサルティングを手がけているトーニチコンサルタントへ転職を決意しました。

現在は、社会や地域の活性化に不可欠な道路・鉄道などの交通インフラや、橋梁をはじめとした社会基盤施設の計画・設計・維持管理業務に携わっています。
入社3年目に初めて補修設計を担当した滋賀県の橋梁補修工事が完了した際には、実際に現場へ足を運びました。自分が設計に関わった橋が綺麗に補修され、多くの人に利用されている姿を目の当たりにして、社会に貢献している実感と設計者としての責任の重さ感じました。

建設コンサルタントは技術者集団ですが、そこで求められる技術力とは、単なる知識や資格だけではなく、「自ら考える力」だと認識しています。何事にも常に疑問を持ち、「なぜこうなるのか？」「何のために行うのか？」と問い続け、本質を見極めながら目的やゴールを見据えて、考え、行動すること。そして、失敗をおそれず挑戦し続ける姿勢が不可欠です。

公共インフラの整備に貢献できることが建設コンサルタントの一番の魅力です。橋梁設計など、自身が携わったプロジェクトが形になったときの達成感は格別です。
維持管理に関する課題はプロジェクトや地域によって異なり、全てに共通する解決策はなく、答えも一つとは限りません。試行錯誤を重ね、あらゆる課題に向き合いながら、最適解を導き出せたとき、この仕事の深いやりがいを感じます。